※季節によって変動いたします。
ロングセラーには理由がある。
FLONTIERの魅力
-
1. 17年前、一人の「服好き」としての選択
-
2. 蓄えた知識が「実体」として現れる喜び
-
3. 着用できなくなった今も、手元に在り続ける理由
-
4. 信頼の根拠:HARRISONS "FRONTIER" の質実剛健さ
-
5. 繋ぎ手としての使命:職人の誇りを、次代へ
-
6. 30周年の節目に、あなたの一着をご案内

1. 17年前、一人の「服好き」としての選択
今から17年前。当時25歳だった私は、紳士服や革靴などの在り方を深く追求していました。
「良い服とは何か」「長く愛せる基準とはどこにあるのか」。
これまでに本格的な革靴に足を通し、自らの足と感覚で審美眼を養ってきたその過程と同じように、スーツの生地(服地)に関しても、世界中のマーチャント(服地卸商)やミル(織物工場)の歴史、糸の番手、織りの組織に至るまで、貪欲に知識を吸収していました。
そんな私が「初めての本格的なオーダースーツ」を仕立てようとした際、数ある名門の中から、イタリアの艶やかな生地でもなく、他の英国ブランドでもなく、選んだのが、英国の聖地・ハダースフィールドを代表する名門HARRISONS(ハリソンズ)の『FRONTIER -フロンティア-』でした。
それは決して、直感やその場の勢いといったものではありません。
「目付300g」という、日本の気候においても長く着用できる絶妙なウェイト。双糸(2本の糸を撚り合わせた糸)を用いて高密度に打ち込まれた平織りの組織がもたらす、防シワ性と耐久性。そして何より、英国生地らしいドライなタッチと、衣服そのものが骨格を持つかのような仕立て映えする「凛とした佇まい」。
カタログ上のスペックだけでなく、生地が織り上げられる背景や、英国特有の質実剛健なフィロソフィーを紐解いた結果、「自分が求める英国生地の一着にふさわしい」という客観的で静かな納得感のもと、私はフロンティアを選びました。

2. 蓄えた知識が「実体」として現れる喜び
待ちに待った納品の日。 仕上がってきたばかりのフロンティアのスーツに、初めて袖を通した瞬間の感覚は、42歳になった今でも鮮明に覚えています。
肩にスッと乗り、胸元からウエストにかけて描かれる立体的なドレープ。生地そのものが持つ強靭なハリとコシが、平面的だった布を見事なまでに立体的な「衣服」へと昇華させていました。
それは、長年頭の中で思い描いていた「本格的なスーツ」という概念が、一着の実体を伴って目の前に現れたことへの、純粋な驚きであり、深い感動でした。
「服地の力が、これほどまでに着る人の背筋を伸ばし、心を高揚させるのか」
自らの選択を誇る気持ち以上に、その生地を生み出した英国の職人たち、そして縫い上げた日本の職人たちの仕事ぶりに対する、深い敬意の念が湧き上がりました。
あの時の純粋な「胸の高鳴り」こそが、現在、私が北浦和の店頭でお客様に最適な一着をご提案するための最大のエネルギー源となっています。
初めてオーダースーツを作る際の、あの心地よい緊張感と期待感。 私はこの気持ちを常に忘れずに心掛けております。だからこそ、お客様が初めて袖を通す瞬間に、17年前の私と同じような、あるいはそれ以上の感動を味わっていただきたいと、強く願っています。

3. 着用できなくなった今も、手元に在り続ける理由
あれから17年という歳月が流れました。42歳になった現在、逞しくなった私の体型には、25歳のあの日仕立てたスーツはもう収まりません。物理的に袖を通す機会は、失われました。
しかし、その『FRONTIER』のスーツは、今も変わらず私のクローゼットの一角に在り続けています。画像は当時のスーツです。
「サイズが合わなくなったから捨てる」「古くなったから処分する」。そうした考えは、私の選択肢にはありません。
17年前のあの時、私は何を思い、どう仕立てたのか。今の目で見れば「もっとこうすれば良かった」と思う箇所も正直に言えばあります。
しかし、当時の私が具現化したいと願ったディテールが詰まったその一着は、今の私の価値観を構成するかけがえのない経験として刻まれています。苦楽を共にした大切な相棒なのです。
昨今は「断捨離」という言葉でモノを持たないことが良しとされる風潮もあります。
しかし、私は定期的にブラシをかけ、風を通し、時折その生地に触れる時間を大切にしています。
驚くべきことに、17年という月日が経っても、フロンティア特有のハリとコシは失われていません。むしろ、長い年月を経て独特の落ち着きと風格を湛え、新品の時よりも一層深い魅力を放っています。ふとした瞬間に当時の記憶が蘇る。モノと対話する時間は、人間としての豊かさを感じさせてくれます。
これは決して「高級品だから」という理由ではありません。
人それぞれの価値観の中に、大切にしたい物語があるはずです。
私と同じように、スーツや革靴に想いを重ねる方と、この感覚を分かち合える日を心待ちにしております。

4. HARRISONS "FRONTIER" の質実剛健さ
なぜ、これほどの年月を経ても、フロンティアは美しさを保ち続けることができるのでしょうか。
それは、この生地が「見栄え」だけを追い求めたものではなく、着用者が日常の中で直面するあらゆる場面を想定し、極めて論理的かつ堅牢に企画されていると私は考えます。
• 優れた回復力(防シワ性): 長時間のデスクワークや出張での移動など、スーツには常に負荷がかかります。しかし、抜群のハリコシを備えたフロンティアは、シワになっても一晩ハンガーに吊るしておけば、ウール本来の元に戻ろうとする復元力が働き回復します。
• 平織り特有の仕立て映え: 秋冬用の生地に見られるような起毛感が少なく、ドライでサラリとした肌触りの平織り。この織り方は通気性に優れるだけでなく、生地に強いコシを生み出します。その結果、胸元(ラペル)のロールが美しく返り、着用者の体型を構築的に、そしてこの上なく端正に見せてくれます。
• 経年変化を味方につける耐久性: 柔らかな高級生地は、確かに素晴らしい肌触りをもたらしますが、デリケートさゆえに日常使いで適度に間隔を空けて着用しないと寿命が短いという側面もあります。フロンティアは、日々の着用に耐えうる強靭さを持ちながら、長く着込むことで着用者の身体のクセを覚え、少しずつ馴染んでいきます。
私も久しぶりにまた着用したいという気持ちが芽生え、目付300gms、平織の打ち込みがしっかりとした生地は袖を通した際に、懐かしさもあり当時の記憶が蘇ります。
そうそうこのハリコシの感覚!と言わずにはいられませんでした。
当時と比べると良い意味で肩の力が抜けた40代の今、改めて着用できるのが楽しみでなりません。
英国好きを改めて認識する原点ともいえる一着を皆様も是非ご体感いただけますと幸いです。
カタログ上のスペックだけでは語り尽くせない、この「耐久性の本質」。 17年間、実際に手元に置き、その健やかさを定点観測してきたからこそ、自信を持って皆様にお勧めできる「一生の戦友」たる名作生地です。

5. 繋ぎ手としての使命:職人の誇りを、次代へ
一着のスーツが完成するまでには、気の遠くなるようなプロセスが存在します。
羊を育てる牧場主、原毛を厳選し糸を紡ぐ紡績業者、織機を動かすハダースフィールドの織物職人、そして日本の熟練した縫製職人たち。私は、その彼らの中で直接生地を織る人間でも、自らの手で一から十まで針を進める人間でもありません。
しかし、世界中から最高峰の素材を見極め、それぞれの工程で職人たちが込めた「情熱」と「技術」を一つのプロセスとして結実させ、お客様へと繋ぐ「繋ぎ手」としての確固たる使命を持っています。
「服を使い捨てる」という選択肢を、私はあまり選びたくありません。職人の誇りが宿るものを、敬意を持って手入れし、長く愛用する。
そうして共に時を重ねることで、服はその人の「風格」の一部へと育っていくのではないかと、私は信じています。
もちろん、私自身が日々の手入れをすべて完璧にこなせているわけではありません。忙しさの中で立ち止まってしまうこともあります。
だからこそ、少しずつでも長く大切に付き合っていくことの心地よさを、皆様と一緒に分かち合えたらと考えています。
初めてオーダースーツを仕立てる方には、ぜひこの「共に育てる喜び」を知っていただきたいのです。サイズを合わせるだけでなく、あなたのライフスタイルに寄り添い、10年後も作って良かったと思える一着をご案内すること。
それが、CHIC tailor madeの存在意義です。

6. 30周年の節目に、あなたの一着をご案内
私が25歳の時に出会ったHARRISONSの『FRONTIER』は、本年、誕生から30周年という大きな節目を迎えました。
目まぐるしくトレンドが消費されていく現代において、30年もの長きにわたり、世界中のテーラーと紳士たちから愛され続けている事実。そこには、流行という言葉では決して片付けられない「普遍的な本物の力」があります。
今季、この名作フロンティアでスーツを仕立てる方には、30周年限定の特別な織ネーム(タグ)が添えられます。それは単なる記念ラベルではなく、あなたが手にした一着が、30年の歴史に裏打ちされた「世界基準のスタンダード」であるという証です。
17年前、若き日の私が感じたあの「胸の高鳴り」を、今度は私が「繋ぎ手」として、あなたにお届けします。
オーダースーツは敷居が高いと感じている方も、どうかご安心ください。 専門用語を並べ立てるのではなく、お客様の日常の会話の中から最適なご提案を導き出すのが私の仕事です。かつての「一人の英国好き」としての視点と、長年培ってきた採寸・提案の経験を持って、あなただけの一着をご案内いたします。
17年後、あなたのクローゼットを開けた時、「あの時、北浦和でこのスーツを仕立てて本当に良かった」と心から思える未来を。
静かな北浦和の店内で、17年物のフロンティアと共に、皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。
当店をご利用いただいたお客様からの貴重な体験談や感想をGoogle Mapより寄せていただきました。
お客様の声(原文どおり)を通じて、私たちのこだわりや良さを感じていただければ幸いです。
【T様】
仕事やオケージョンで使えるようなスーツをと思い、作っていただきました。色やスタイルなど、全体を見ながらご提案いただき、とても素敵な仕上がりになりました!また次も是非お願いしたいと思います。
ありがとうございました。
【若狭徹様】
店主の生地や縫製に関する知識が大変豊富で、いつも素晴らしいオーダースーツを提案してもらい仕立てて頂いています。
スーツ以外にもシャツ、靴、コート等のビジネス向けやカジュアルファッションにも造詣が深く、話をしていて大変勉強になります。
これからずっとお世話になりたいお店です。
【萩原誠仁様】
成人式用のスーツを作って頂きました。
こだわりが強く、生地や裏地で悩んでしまう私に的確なアドバイスをくれ、安心して作ることができました。
完成したスーツのサイズ感も丁度よく、自分好みの最高の1着です!
またお世話になりたいと思います。
よろしくお願いします。
有難いことにオーダーされたお客様からは、一般的なスーツショップでは味わえない特別感や、仕立てに込められた想いを深く感じております。私たちCHIC tailor madeは、お客様が心からご満足し、長く愛用していただけるようなスーツ作りを目指してこれからも日々精進してまいります。
お問い合わせとご予約
CHIC tailor made(シック テーラーメイド)
CHIC tailor madeは、埼玉県さいたま市浦和区にてオーダースーツのほか、オーダーシューズやオーダーベルトなど、メンズのトータルコーディネートをご提案しております。こだわりのある皆様方の、隠れ家のようなお店です。
もちろん、初心者の方も店主自ら丁寧にご対応いたしますので、どうぞ安心してお越しくださいませ。
確かな実績と、一足の靴から学んだ経験
これまでに約4,000着以上の採寸・コーディネートを手掛けてまいりました。
10代からのスニーカーに囲まれた生活を含めると、これまでに延べ300足以上の履物と向き合ってまいりました。さらに靴の専門バイヤーとしてヨーロッパを中心に飛び回り、イギリス・イタリア・日本など世界各国の高級革靴を自ら100足以上履き歩み、その一足一足から学んだ経験を現在の店づくりに反映させております。
イタリアで開催される世界最大の靴見本市「MICAM(ミカム)」や、皮革見本市「LINEA PELLE(リネア・ペッレ)」での買付業務に従事。
バイヤーとして確かな価値を見極め、厳選した一足を日本へ届ける傍ら、ブランドにおけるオリジナルシューズの企画や制作の一翼を担ってまいりました。
こうした現場で培った「素材の本質を見る目」と「一足の靴が形作られるまでの知見」を基に、スーツと靴の調和を大切に、様々なシチュエーションに合わせて専門的なご案内をさせていただきます。また、シューフィッター資格を有しており、無料で足型計測も行っております。
お連れ様の足型計測をご希望の場合も、柔軟にご対応可能です。
ご来店・ご相談について
「スーツや革靴の実物をまずは見たい」「直接話を聞いてから判断したい」といったご質問や疑問に対しても、どうぞご遠慮なくお申し付けください。
・ご予約のお客様を優先的にご案内: 予約なしでのご来店も可能ですが、当日対応できない場合がございます。
・下見のご予約も承ります: スムーズなご案内のため、下見の場合でも問い合わせフォームよりご連絡いただけますと幸いです。
・ゆったりとした空間: 初回はヒアリングも兼ねるため、2時間ほどお時間を頂戴することもございます。貴方だけの特別な空間をお楽しみください(お急ぎの方も臨機応変に対応しております。お申し付けくださいませ)。
アクセス・対応エリア
JR京浜東北線「北浦和駅」西口より徒歩約4分
(お車でのご来店時は、近隣のコインパーキングをご利用くださいませ)
【主なご来店エリア】
さいたま市(浦和区・大宮区等)をはじめ、川口市、越谷市、春日部市、川越市、狭山市、草加市、上尾市、熊谷市、松伏町など埼玉県全域、
および関東近県(東京・神奈川・千葉・群馬・栃木・茨城・山梨)の幅広い地域から多くのお客様にお越しいただいております。
ご本人様はもちろんのこと、ご友人同士やご家族連れのご来店も歓迎しております。
お客様と一緒に理想の一着を形にするために、心よりお待ち申し上げております。
Contact お問い合わせ
Instagram
インスタグラム
Related
関連記事
-
2026.01.11英国HARRISONS(ハリソンズ)・FLANNELS(フランネルズ)生地を使用したネイビースリーピーススーツ【CHIC tailor made】 -
2026.01.02英国HARRISONS(ハリソンズ)・PREMIER CRU(プルミエクリュ)のライトグレー・シャークスキンスーツ【CHIC tailor made】 -
2025.05.15ビジネスマンの求める機能性をつけた英国・SMITH WOOLLENSのABACUSで仕立てるオーダースーツ。【CHIC tailor made】 -
2025.04.04入学式で着用 | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04ビジネススーツの仕立て | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04ブライダルのご依頼 | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04成人式のコーディネート | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04七五三に対応 | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04入学式のご相談 | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04ブライダルにおすすめ | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.11オーダースーツに似合うシャツをお探しではございませんか -
2025.04.04オーダースーツ|浦和 -
2025.04.04オーダースーツ |さいたま市 -
2025.04.04七五三への備え | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made -
2025.04.04成人式をグレードアップ | 埼玉県さいたま市のオーダースーツならCHIC tailor made